河童のクゥと夏休み コレクターズBOX(特別版本編+特典DVDの2枚組) 【完全生産限定版】

【作品紹介 - Amazon.co.jpより - 】
河童の子どもを見つけた少年が、河童と友情を育む物語。これだけ聞くと、多くの人は「子ども向け」と先入観を持つはずだが、本作にはアニメにあまり興味のない大人も引き込んでしまう、不思議な力が宿っている。江戸時代の地震で地中に埋まってしまった河童の子どもが、現代の小学生・康一に発見される発端こそ「おとぎ話」風だが、河童のクゥを迎え入れる康一の家族それぞれの心理が自然に描かれ、ほのぼのとした気分に浸らせてくれる。この種のアニメにとって、いかに“自然に”描くかは、最も苦労する点であるが、本作はそれを達成しているのだ。
河童の子どもは当然のごとく、世間から注目を浴びてしまう。マスコミに騒がれたクゥが東京タワーを登るシーンは、『キング・コング』を連想させ、観る者を切ない気持ちにさせる。そして予想どおり、康一の家族とクゥには別れの時が来るのだが、ここでも過剰な演出を避けることで、心にじわっと染み入る感動を与えることに成功した。青空と白い雲、クゥと康一が泳ぐ川など映像も上質。全体に誠実さに溢れた作りだからこそ、アニメに疎遠な人も思わぬ喜びで包むのである。(斉藤博昭)

【ユーザーによる評価】 平均評価: 5.0/ 総数: 6件
[5点] 最高の傑作
アニメ−ションというだけで多くの人たちがこの映画のことを知らないのが非常に残念です。この映画は、原監督も語っているように、『一切のアニメの記号表現』(汗ジト、等身。表情のデフォルメ)を排して作られています。つまり、アニメーションという手法を用いた映画なのです。
しかも、原恵一という演出家、脚本家としての底知れぬ力量をひしひしと感じさせる傑作です。この映画、実に深くて思いテーマに貫かれた作品ですが、原監督の非凡なところは、この難しいテーマを観客にそれと感じさせることなく、一級のエンタテインメントとして完成させているところです。観客の目線を常に意識している、これは非凡であることのなによりの証明です。
いろいろ能書きを書いてしまいましたが、とにかく映画を見てこんなに清々しい涙を流した数少ない経験をさせてもらった映画です。もう一本はやはり原監督の「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」ですけど…。
劇場公開ではカットされたシーンを復元したコレクターズBOX版のすごく楽しみにしてます。 (2008-05-01)
[5点] 素直に感動できました
だんだんマスコミへの興味で康一の心が変化してくのを、気になりながらも見守ろうとするクゥには泣けました。面倒をみてくれてる家族に恩返ししようとする姿にも。それと犬(おじさん)も一緒になってクゥを守ろうとするあたり、実際には言葉がしゃべれないだけであんなこと考えていそうな気がしますね。たったひとりで人間社会にいるのに、いつでも人にやさしいクゥには多くの勇気や感動をもらえました。DVDでまた泣きそうです。 (2008-03-28)
[5点] 天才、原恵一。
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」から5年ぶりの劇場版監督作品。


原恵一監督が作る作品には、いつも物悲しさや切なさが付きまとっている。この映画を観終った後、楽しさや感動だけではなく郷愁や切なさがこみあげてきた。

「オトナ帝国」や「戦国大合戦」でも心の奥底にある忘れかけていた感情をわし掴みにされ涙を流してしまった。この「河童のクゥ」でも同様にわし掴みにされ涙が出た。

日本古来からの美しい原風景、夏の青々しい田園や澄みきった川、清々しい青空と真っ白な入道雲、風景がノスタルジーを生み出しており、一瞬だけ「となりのトトロ」と重ねてしまった。しかしそれは決定的に間違っていた。トトロは幻想的であったが、クゥは現実的であった。中盤においての社会のクゥに対する見方はあまりにもリアル過ぎだ。この現実感が子供を対象にした映画なのに、大人でも十分に楽しめる内容になっている。康一一家とクゥの別れも現実的な必然の結果だった。


少年と河童の出会いと友情、家族観と現代社会を描いたこの作品のメッセージ性を完全に理解できるのは、大人だけかもしれない。


観終った後の余韻は、何とも言えないだろう。 (2008-02-24)
[5点] 素晴らしい映画です!必見です!
 アニメが好きとか嫌いとか関係なく、映画が好きな方であれば、まずはぜひ一度ご覧になることをお勧め致します。
 ストーリーは、カッパと少年とその家族(ペットの犬も)との、ひと夏の出会いと別れを描いた作品ですが、「どうせ子ども向けのアニメだろう・・」などと侮ってはいけません。
 脚本や構成の全てがきめ細やかにとても丁寧に作られており、一度観始めたならば、子どもだけでなく大人も、いつの間にか確実に物語の世界に引き込まれています。
 本年度の各映画祭のアニメーション部門での受賞は当然のことながら、キネマ旬報の日本映画部門でも第5位に選出されていますが、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』と『嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲』で、高い評価を受けた原恵一監督の作品だからこそだと思います。改めて原恵一監督の技量の凄さと誠実な人柄が強く実感できる作品でもあります。
 とにかく、素晴らしい映画です。子どもたちだけでなく、大人も必見ですよ!

 価格と特典映像の内容を考えると、「コレクターズBOX」を購入して損はないと思います。
 この映画を観た後は、感動の余韻とクゥへの深い愛情とで、きっと誰もが特典映像も観たくなると思います。
 
  (2008-02-23)
[5点] 間違いなく☆10個の大傑作。
この映画の存在自体が、現代の奇蹟と言ってもいいかもしれません。
日本人のみならず、現代に生きるすべての人に観てほしい、大切な作品です。 (2008-02-22)
【関連商品も見たい!】
 ・ クゥと河童大王
 ・ 河童のクゥと夏休み 絵コンテ集
 ・ 原恵一と「河童」の長い旅河童のクゥと夏休み公式ガイドブック
 ・ Genius Party<ジーニアス・パーティ>
 ・ 河童のクゥと夏休み オリジナル・サウンドトラック