マリッジリング


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 5件
[5点] せつなく、ただせつなく、そして・・・。
小橋めぐみは清楚なイメージ、たたずまいを長い間変わらず維持している女優さん。
あの名作写真集「孵化 fuka」を出してから5年も経ってるんですね。
その小橋が渡辺淳一の描く男女の性愛の世界に実にあっさり融け込んでしまっています。
自分のイメージをただ守る女優ではなく、挑戦を続ける生来の役者なのですね。
冒頭に書いたように、それでも清純なイメージを持ち続けられるのだから、稀有な存在ですね。
小橋の演じる千波という女性が、保阪の演じる上司の桑村との不倫に陥るのも、またそこから
決別しようとするのも、桑村がしていた結婚指輪(マリッジリング)がキーとなっていました。

2回目のデート、ホテルのバーのカウンターで、桑村の左の薬指のリングを千波が人差し指で
なぞるシーンがありますが、この描写がものすごく扇情的でした。この後二人は初めて肌を合わせ
る事になるのですが、男と女が情事に至る伏線のプロットを楽しむ作品だと思います。
終盤は小橋の演技がせつなく、ただせつなく、感情移入してしまいました。
事故にあってデートをすっぽかさざるを得なかった桑村(当人は軽傷だったが)の家に、
千波が始発電車で訪ねる際の駅での演出は、心にグサグサと何かが刺さる様な感覚でしたね。

小橋の大胆なヌードシーンが話題でしたが、それも確かに魅力だけど、映画作品として
私の中に何かがのこった、という感じです。 (2008-03-16)
[4点] 繊細な映像に好感を抱いた小品
 渡辺淳一のおなじ題名の短編小説を脚色したインディーズ系の劇場公開作品です。
 新鋭の七里圭監督らしい色鮮やかで繊細な映像感覚が随所に淡々ときらめいている小品でした。

 主演の小橋めぐみは想像したよりも大胆に裸身をさらしていますが、自然な感じで撮れていて好感がもてました。けっして男性の興味本位な視点でつくられた映画ではないと感じました。
 もしかすると微乳好きのあいだで評判になっている若手女優なのかもしれません。存在感のある清楚な美人ですね。あの何気ない表情の変化はたいそう魅力的でした。

 そのほかの配役も地味なようで好演を見せていて、男女の登場人物の描きわけが端役にいたるまできちんとできていることに感心しました。低予算のこぢんまりとしたドラマとはいえ、都市生活の孤独な心象風景が胸の奥にやんわり沁みてくるような良作だとおもいます。  (2008-03-07)
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